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ひきこもり [今、想うこと]

先日、ラジオ番組でこんなことを言っていた。
日本という国はひきこもりを作りやすいのだと。
欧米諸国特にヨーロッパ辺りでは今の日本と同じく核家族だが、18歳になったら家を出されるのだそうだ。
一人前というか大人になったら自分の力で食べていけるようにということらしい。
そしてアジア地域では少し前の日本と同じく大家族で暮らしているがその中にはおじいちゃんおばあちゃんもいるのでそれなりにひとり立ちすることを教えられるのだと。

でも、日本の場合、核家族でありながら大人になっても親に頼ってそして親も子離れ出来ずに、子供の援助をする。
結果、少々仕事がなくても・・・という風潮になっているんだとか。

確かに親に頼れるってのは楽だろうなあ・・って俺にはもう親父がいないけど。
だから、自力で頑張らなきゃって気にもなる。当然のことだけどね。
その分、ありがたいことも多くある。
なんてたって誰にも頼らず社会のことを覚えていけるから、特に田舎では親父がいるのといないのとでは大きく違うんですよ。

親父がいないと色々気苦労することもあるんです。
俺はもうそれを過ぎてきたけどね。もう40過ぎだしね。

 さて、今回なんでこんなことを書いたかと言うと、そのラジオでのコメントがひっかかって少し想ったので。
我家は母親と同居しています。
母も少々弱ってきていて元気な時もあるけど老人特有の問題は多々あります。
確かに別居が楽
でも、今のこんな時代だからこそ年寄りとの同居が子供の為にはいいのだと思います。
女房のことを思えば、別居がいいのは決まっています。
俺も何度も別居は考えました。
でも、今となってはそれも難しいのです。

今の日本は核家族化が進みそれゆえに親も子もみんなわがままになってきています。
俺もわがままですがオフクロと一緒に住んでなければもっとわがままかもしれないと想う時があります。
ばあちゃんがいるから女房のこともいたわる気持ちもあるし、感謝の気持ちも湧くのです。
でなかったらケンカも今よりもっとあったかも知れない。
今は大変だけどその分、お互いに考える時間が持てるのです。
・・て女房が辛抱してくれてるからなんだけどね。俺がそんなに偉そうにもいえることじゃないけど。
でも、子供にとったら年寄りが一緒に住んでいるということは大切なことだと思います。
色んなことは年寄りから教わりますから。
人が老いていくという事はこういうことなんだよとじかに見せることが出来るからです。

最近では親との別居が多いせいか、社会でのちょとした気配りも出来ない子がいますが、人にとって小さな社会訓練とはまず家庭からだと思うのです。
世代が3世代ほどあるとその中で色々気を配ったり時には主張しあったりして暮らしていきます。
親子だけとはまた複雑に違うことがあるからです。

核家族には俺も憧れますが、子供達が毎朝ばあちゃんに「いってきます」と言って出掛けている姿を見ると、やっぱりこれでいいんだなと納得してしまう自分がいるのです。

同居するには女房の辛抱が大事、だったらその辛抱をカバーしてやる夫の気配りも大事だと感じています。

ここには書きませんがそりゃあ壮絶ですよ。
でも、だから笑える笑って前向きに頑張ろうという自分が生まれるものなんです。

ラジオの何気ないコメントでえらい大そうな記事になってしまいましたね(笑)おしまい。

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